2010年6月21日月曜日

OpenStreetMap(はじめに)

Skobblerをご存じですか。インターネットを利用する地図サービスで現在イギリスとアイルランドにしか対応していない。次のように利用する。例えば、ウィフレッド・ストレート(ロンドンのある道の名前、イギリスなどではほとんどの道に名前が付いている)をマイアカウントに登録し、後日いつでも読み出せ、すぐ自分の行きたいところ地図を確認することができる。このサービスは特に新しいものではなくて、Google Mapでも同じようなことができる。Google Mapではマイマップで新しい地図を作成でき、作成した地図に自分の好きな名前も入れられる。しかも、SkobblerはGoogle Mapを地図データを使っている。わざわざSkobblerに切り替えて使う理由が見当たらない。ところが、モバイルバージョンの場合、違うんだ。携帯のGPSと組み合わせて利用する場合、その便利さが一気に上がってくる。Skobblerの携帯アプリをカーナビゲーションのように使えるからだ。今売っている高価なカーナビは要らなくなる日もそう遠く無いと感じているのは私だけでしょうか。そもそも滅多につかない機能にそんな高い料金を払うまでにカーナビを導入する価値はあるかとずっと前から思っている。ならば、携帯にカーナビの簡易版を入れて使えるといいではないか。Skobblerはまさにその市場要求に答えるようなサービスを提供してくれる。

Skobblerもアイフォンアプリを提供している。(執筆中、Android版の準備中という情報を得ている)アイフォンを無料のカーナビとして使える!ただし、今のところ、日本ではあまり実用的にではない。しかも、Skobblerは日本の地域にまだ対応していないようだ。いつか、対応してくれるでしょう。別にSkobblerにすべて託すわけではないが、そのうち、似ているようなアプリが世の中に出回るようになるでしょう。こういう類のアプリの難しいところは地図の著作権でしょう。だから、Skobbler携帯版は無料で使える地図OpenStreetMapを使っているわけだ。それで、Skobbler自身も無料で提供されている(広告が埋め込まれているようだが)。OpenStreetMapとは何かって?Wikipediaの地図版と考えてばよいでしょう。世界中で誰でも自由に編集できる地図。とても期待している、いつかWikipediaのようになくてはならない存在となってほしい。OpenStreetMap(OSM)には日本の地図情報がまだまだ少ない。日本でのOSMについて
「OpenStreetMapの日本地図の作成はまだまだ始まったばかりです。まだ日本のほんの一部のデータしかありません。どんなちょっとした編集でもOSMの活動に貢献することができます。」
そうですか。じゃ、皆で力をあわせてどんどん地図情報を入れましょう。これがこのシリーズの趣旨だ。

余談ですが、Skobblerを日本で使えるとしても、データ量が半端じゃないので、パケット代がかかる。パケットし放題に加入しているのであまり気にしなくてもよいが、パケット代も節約できて携帯をカーナビのように使えるように、一石二鳥のことができないか。よく考えたら、地図データをローカルにダンロードして、アプリがその地図データを読み出してナビゲーションをしてくれれば良い話でしょう。いつオフライン版のSkobblerが出てくるでしょう。



参考